【自由研究】水素カーってなんだろう?
〇小学校高学年~
for kids
前回の記事はこちら
最近よく耳にする「水素カー」。
ふつうの車とはなにが違うの?
どんな仕組みで動いているの?
今回はそんな「水素カー」
こと「水素自動車」について
調べてみましょう!
水素自動車 ってなに?
水素(すいそ)とよばれる
宇宙で一番多く、宇宙で一番小さい元素を
使って走る自動車のことです。
水素のほとんどは水として存在していて
重さにすると人間の約10パーセントが
水素でできています。
ふつうの自動車がガソリンで走るのに対して、
水素自動車は水素で走るので
地球にやさしいと言われています。
実は、水素自動車(すいそじどうしゃ)
と呼ばれるものには大きく分けて二つあります。
1 水素エンジン自動車
水素をエンジンで燃焼させることによって
熱やエネルギーを発生させ、
その力でエンジンを動かして走る車です。
2 燃料電池自動車
別名FCV (Fuel Cell Vehicle)。
燃料電池を使って走る車です。
この燃料電池のおかげで水素によって電気を作り、
モーターを動かすことで走ることができます。
どんな仕組みで動いているの?
水素エンジン自動車
は簡単に言うと今までの自動車のエンジンを
水素用に変えた自動車。
水素を燃焼することで空気中の酸素と結びつき、
そこで発生した熱エネルギーによって
エンジンを動かします。
今までの自動車はガソリン、化石燃料を燃焼して
得られる熱エネルギーで動いていたため、
地球温暖化の原因となる二酸化炭素を
たくさん出してしまいます。
その燃料を水素に変えたことによって
二酸化炭素を出さずに車を走らせることが
できるようになりました。
ですが燃料を燃焼させる際には
多少のガソリンが必要になり、
その分の二酸化炭素や
燃焼させたときの窒素酸化物は
出してしまいます。
しかし、今までのガソリンエンジンの技術を
発展させたものなので、
今まで培ってきた技術を生かして
さらなる開発がしやすかったり、
FCVほど高純度の水素が必要なかったり、
FCVよりも低価格が見込めるなど、
いいことがたくさんあります。
燃料電池自動車(FCV)
は水素を使った燃料電池で走る車のこと。
水素と空気中の酸素が反応して
水ができるときに発生する電気を
利用して走ることができます。
この化学反応には一切、
二酸化炭素などを出さないため、
水素エンジン車よりも
少しだけエコな車といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?水素カー含め、
多くの会社が地球温暖化防止のために
地球にやさしいものの開発に取り組んでいます。
これから私たちの地球を守るために
身近なものがどんどん「エコ商品」として
生まれ変わっていくでしょう。
みなさんも地球を守るために何ができるか、
そして身近にはどんな「エコ」がひそんでいるのか
ぜひ調べてみましょう!
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この記事はあくまでも科学が好きな
一般の高校生が書いているため、
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【参考文献】
http://www.iwatani.co.jp/jpn/h2/battery/structure.html