Kino's Science Class

遊びの中に科学を

【自由研究】水素カーってなんだろう?

〇小学校高学年~

for kids

 

前回の記事はこちら

kinoscience.hatenablog.com

 

 

最近よく耳にする「水素カー」

ふつうの車とはなにが違うの?

どんな仕組みで動いているの?

 

今回はそんな「水素カー」
こと「水素自動車」について
調べてみましょう!

 

 

水素自動車 ってなに?

水素(すいそ)とよばれる
宇宙で一番多く、宇宙で一番小さい元素
使って走る自動車のことです。
水素のほとんどはとして存在していて
重さにすると人間の約10パーセント
水素でできています。

f:id:kinoscience:20210912215557p:plain

ふつうの自動車がガソリンで走るのに対して、
水素自動車は水素で走るので
地球にやさしいと言われています。

 

実は、水素自動車(すいそじどうしゃ)
と呼ばれるものには大きく分けて二つあります

1 水素エンジン自動車

水素をエンジンで燃焼させることによって
熱やエネルギーを発生させ、
その力でエンジンを動かして走る車です。

 

2 燃料電池自動車

別名FCV (Fuel Cell Vehicle)。
燃料電池を使って走る車です。
この燃料電池のおかげで水素によって電気を作り、
モーターを動かすことで走ることができます。

f:id:kinoscience:20210912215603p:plainどんな仕組みで動いているの?

水素エンジン自動車

は簡単に言うと今までの自動車のエンジンを
水素用に変えた自動車。

 

水素を燃焼することで空気中の酸素と結びつき、
そこで発生した熱エネルギーによって
エンジンを動かします。

f:id:kinoscience:20210912233205p:plain


今までの自動車はガソリン、化石燃料を燃焼して
得られる熱エネルギーで動いていたため、
地球温暖化の原因となる二酸化炭素
たくさん出してしまいます。

その燃料を水素に変えたことによって
二酸化炭素を出さずに車を走らせることが
できるようになりました。


ですが燃料を燃焼させる際には
多少のガソリンが必要になり、
その分の二酸化炭素
燃焼させたときの窒素酸化物
出してしまいます。

 

しかし、今までのガソリンエンジンの技術を
発展させたものなので、
今まで培ってきた技術を生かして


さらなる開発がしやすかったり、
FCVほど高純度の水素が必要なかったり
FCVよりも低価格が見込めるなど、
いいことがたくさんあります。


燃料電池自動車(FCV)

は水素を使った燃料電池で走る車のこと。
水素と空気中の酸素が反応して
水ができるときに発生する電気
利用して走ることができます。

f:id:kinoscience:20210912233258p:plainこの化学反応には一切、
二酸化炭素などを出さないため、
水素エンジン車よりも
少しだけエコな車といえるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?水素カー含め、
多くの会社が地球温暖化防止のために
地球にやさしいものの開発に取り組んでいます。

 

これから私たちの地球を守るために
身近なものがどんどん「エコ商品」として
生まれ変わっていくでしょう。
みなさんも地球を守るために何ができるか、
そして身近にはどんな「エコ」がひそんでいるのか
ぜひ調べてみましょう!

 

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 【Attention 】

この記事はあくまでも科学が好きな

一般の高校生が書いているため、

十分に調べてから記事を書くようにはしていますが

誤った情報を記載してしまうことがあります。

誤りを見つけた際には

ぜひコメントをお願いします。

記事をより良いものにし、

多く方々に正しい科学の知識

と面白さを伝えていきたいと思っています。

ご協力よろしくお願い致します。

 

【参考文献】

http://www.iwatani.co.jp/jpn/h2/battery/structure.html

https://www.motleyfool.co.jp/archives/14947

https://www.webcg.net/articles/-/44517